埼玉新聞

 

あれから30年…レッズ後援会が設立日にセミナー ゲストの祖母井氏「浦和戦はいつもプレッシャーだった」

  • 水内猛さん(左)とのトークセッションで、欧州クラブでの経験をもとに地域とクラブの関係を指摘する祖母井秀隆氏=6日、さいたま市浦和区の埼玉会館小ホール

    水内猛さん(左)とのトークセッションで、欧州クラブでの経験をもとに地域とクラブの関係を指摘する祖母井秀隆氏=6日、さいたま市浦和区の埼玉会館小ホール

  • 水内猛さん(左)とのトークセッションで、欧州クラブでの経験をもとに地域とクラブの関係を指摘する祖母井秀隆氏=6日、さいたま市浦和区の埼玉会館小ホール

 浦和レッズ後援会(会長・清水勇人さいたま市長)は6日、さいたま市浦和区の埼玉会館で、設立30周年を記念したキックオフセミナーを開催し、ファン・サポーターら約400人が参加した。

 1993年2月6日に、同後援会が旧浦和市内で設立総会を行ったことにちなんで、30年後(2023年)の同日を次の20年への新たなスタートとし、地域と共生していくこれからの浦和レッズを考えるセミナーを企画した。「We are REDS! For Next 20years ~REDS 050thの未来に向けて~」をキャッチフレーズに、12月までに6回のセミナーを実施していく。

 1回目のゲストは、元サッカー選手で、指導者、ゼネラルマネジャー(GM)を務め、元日本代表監督イビチャ・オシム氏の招聘(しょうへい)に尽力した祖母井(うばがい)秀隆氏。元浦和選手でスポーツキャスターの水内猛さんと「地域に愛されるクラブの形」について語り合った。

 祖母井氏は95年から06年まで、ジェフ市原(当時)で育成部長、GMを歴任。「熱狂的なファン・サポーターが、スタジアムを真っ赤に染める浦和との対戦はいつもプレッシャーだった」と当時を振り返った。07年にフランスのグルノーブル・フット38のGMに就任。「クラブの考え方を選手や監督に理解してもらうことが大事。町とクラブが一体化していた」と感想を述べた。

 祖母井氏は「浦和にはクラブを愛する人たちがこれだけいるのだから、20年後には国内クラブのリーダーになっていてほしい」と期待を込めた。

 次回は4月に実施予定。毎回会員以外も参加可能。入場無料。

 問い合わせは、浦和レッズ後援会(電話048・764・8150、火~金午前10時―正午、午後1~同3時。eメール=info@reds-ss.com)へ。

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