さいたま市見沼区のみぬま見聞館自然庭園前のケージで、オオムラサキがさなぎから成虫になり、美しい羽を見せている。
オオムラサキは国のチョウに指定されている。飼育担当の大宮南部浄化センター職員の長谷川一康さんによると、チョウになったのは5頭でいずれもオス。しばらくするとメスのチョウも見られるようになるという。
幼虫はエノキの葉を食べて育ち、6月上旬にさなぎになり2週間ほどで羽化する。現在はさなぎと幼虫が合わせて26頭確認されている。同センターの豊田雅彦所長は、「成虫には昆虫ゼリーなどを与える。順調なら羽化してから20日以上生きる」と話している。