プロランナー・川内優輝さん、地元に寄付 ボストンマラソン優勝の副賞1万ドル、緑のトラスト協会が感謝状
2019/06/17/00:00
プロランナーで元県庁職員の川内優輝さん(32)が昨年4月のボストンマラソンで優勝した副賞として、さいたま緑のトラスト協会(太田猛彦理事長)に1万ドル(約106万円)を寄付したことを受け、同協会は川内さんに感謝状を贈呈した。
贈呈式はさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)で開催された「さいしんビジネスフェア」の中で行われた。
川内さんは贈呈式で「優勝直後に寄付先を決めるよう言われ、思い浮かんだのが緑のトラストだった」と振り返り、「埼玉に何か寄付したいという思いがあったのだと思う」と笑顔で語った。
同協会の太田理事長は「有名選手からの寄付に驚いたが、非常にありがたい」と謝意を示した。寄付金は、同協会が管理する県内14カ所の保全地を紹介する動画作成と広報活動に使用する予定という。
川内さんは県庁に勤務しながら多くのマラソン大会で活躍し「最速の市民ランナー」として知られた。今年3月に県庁を退職、プロ転向した。