埼玉新聞

 

来店客の言動から事件疑い通報 大宮署、埼玉りそなや郵便局の窓口女性らに感謝状 詐欺被害から客守る

  • 川久保署長(右から3番目)と記念撮影する感謝状受賞者

 振り込め詐欺を未然に防いだとして大宮署は14日、金融機関など4団体に感謝状を贈呈した。

 感謝状を受け取ったのは▽埼玉りそな銀行大宮支店の統括マネージャー新井リカさん(43)、営業課マネージャー羽深麻由美さん(31)、預金マネージャー中沢玲子さん(56)▽同さいたま新都心支店の窓口担当田中真理子さん(44)▽大宮盆栽町郵便局の窓口担当川西恵さん(38)▽大宮浅間郵便局局長新井敏史さん(45)。

 6人は1~4月までの間、それぞれ来店した高齢者から数百万円の払出依頼を受けたが、高齢者の言動などから振り込め詐欺を疑い、ホットラインなどで警察に通報。被害を未然に防いだ。

 川久保彰署長は「被害を水際で防ぐには、各金融機関と警察との連携が大切。さらなる協力をお願いしたい」と話した。

 大宮署によると、同署管内の今年1~5月までの特殊詐欺被害件数は25件。前年同期比で7件増加している。

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