17日午前7時ごろ、さいたま市南区曲本1丁目の市立西浦和小学校から、「鉄棒に猫の死骸がぶら下がっている」と浦和署に通報があった。駆け付けた同署員が、校庭にある鉄棒からひもでつるされた猫の顎とみられる肉片を発見した。近くの公園では数日以内に猫の死骸や足が見つかっていて、同署で関連を調べている。

　同署によると、肉片は約3センチで歯がついていて、ひもで結ばれていたという。13日には近くの荒川彩湖公園内のベンチに猫の前足とみられるものが2本発見された。

　さらに16日には同じ公園内から後足が2本と顎が欠けた猫の死骸が見つかった。2本の足があったベンチから南東に約200メートル離れた遊歩道の雑木林から発見され、落ち葉に紛れていたという。西浦和小学校は公園から東へ約800メートルの距離にある。

　これまでに見つかった胴体や足などは、いずれも白っぽい色をしているという。同署は同一の猫かどうか調べるとともに、人為的な関与の可能性も高いとみて、動物愛護法違反を視野に捜査している。