<高校野球>山村学園―西武台ゾーンの見どころ 山村学園が最有力 立教新座、本庄第一、熊谷商など追う
2019/06/20/00:00
第101回全国高校野球選手権埼玉大会の組み合わせ抽選会が19日、さいたま市大宮区のさいたま市民会館おおみやで行われ、出場152チーム(163校)の対戦カードが別表の通りに決定した。新調された優勝旗と令和元年の夏の王者を争う。
2回戦から登場するシード勢の初戦は、Aシード春日部共栄が所沢、同じくAシード浦和実が本庄、Bシード山村学園が蓮田松韻、同じくBシード東農大三が本庄東と、それぞれ顔を合わせる。Cシード花咲徳栄は杉戸農の挑戦を受ける。34年ぶりのノーシードとなった浦和学院は初戦の2回戦で東野と戦う。
総合力では秋春王者の春日部共栄がやや上だが、浦和実、山村学園、東農大三、昌平など投手力の充実したシード校や、打力では頭一つ抜けている花咲徳栄、ノーシードとはいえ、昨夏の甲子園8強のメンバーが多数残る浦和学院など実力校がひしめく今大会を展望する。
■山村学園―西武台ゾーン
初めて出場した関東大会で4強入りするなど最も勢いのある山村学園が最有力候補。エース左腕和田は制球力があり、インコースを突きながらうまく打たせて取る。組み合わせに恵まれた印象もあるが、昨秋4強の立教新座、本庄第一、23年ぶりのシードを手にした速球派右腕関口がけん引する熊谷商なども侮れない。
西武台は、エース神山と増田の両左腕と右腕井原のタイプが違う左右3枚の投手陣で最少失点に抑えて粘り強く戦う。5回戦で対戦が予想される川口市立の身長186センチの好左腕中島は要警戒。