埼玉新聞

 

ディープな埼玉ネタ、東京五輪パラボランティアに解説 「サイタマニア イシ★バシ」が講師

  • 東京五輪・パラリンピック会場周辺のディープな「埼玉ネタ」を披露した「サイタマニア イシ★バシ」さん=さいたま市浦和区の埼玉県県民健康センター

 埼玉県をテーマに執筆活動をしているフリーライターの「サイタマニア イシ★バシ」さんが、さいたま市内で開かれた「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」で活動する「都市ボランティア」を対象とした研修で講師を務めた。

 研修は、県オリンピック・パラリンピック課が、県内の競技会場周辺で案内などをする都市ボランティア育成を目的に、接遇やサポート、外国語、観光など、さまざまなジャンルの中から、関心のある講座を受講する「選択型研修」の一環として実施した。

 イシ★バシさんは「競技会場周辺の案内ネタと、役に立つ?埼玉のよもやま話」と題して話をした。前半は、東武東上線朝霞駅南口ロータリーにある歌手の故本田美奈子.さんの記念モニュメントや、和光市のニホニウム通りなど、射撃会場の最寄り駅周辺のスポットなどについて解説した。

 後半は「レガシー」をテーマに、上尾運動公園陸上競技場にある1964年の東京五輪に関する貴重な資料を集めた展示室や新座市営墓園に残された表彰台のエピソードなど、埼玉に眠るオリンピックの歴史を伝えた。イシ★バシさんは「ぜひ自分の足でさまざまなスポットを訪れて、多くの人に埼玉の魅力を伝えてほしい」と呼び掛けた。

 イシ★バシさんの講座は、この日、4回開かれ、約360人が受講し県民でもあまり知らないディープな「埼玉ネタ」の数々に、熱心に耳を傾けていた。

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