「ユニック車」狙い…盗んだトラックを倉庫保管、容疑の男4人を再逮捕 関東全域で犯行、数十台を保管か
2023/02/22/00:00
盗んだトラックを倉庫に保管したとして、県警捜査3課と川口署、越谷署は21日、盗品等保管の疑いで、茨城県古河市大和田、自称会社社長の男(73)とタイ国籍の35~41歳の男3人=いずれも同県牛久市岡見町=の計4人を再逮捕した。
男の再逮捕容疑はタイ人の男3人と共謀し1月13日午前6時半~同午後1時半ごろの間、古河市大堤の倉庫でトラック2台を、タイ人の男3人の再逮捕容疑は1月9日午前6時50分~同午後3時45分ごろの間、同倉庫でトラック1台を、いずれも盗品と知りながら保管した疑い。県警は共犯事件のため4人の認否を明らかにしていない。
捜査3課によると、倉庫に保管されていたトラックは坂戸市や越生町、栃木県佐野市内の会社敷地内から盗まれたもの。いずれもクレーンを装備した8トンの「ユニック車」で、時価合計1150万円相当だったという。男は足がつきづらくするため茨城県内の倉庫を転々と借り、指示を受けたタイ人の男3人が車を保管して、倉庫内で解体していたとみられる。
男は嵐山町の会社の資材置き場からトラックを盗んだとして、1月31日に県警に逮捕された。同課によると、1月中に県内でトラック盗は5件あったが、同31日以降、ユニック付きのトラックの盗難被害はないという。
男らは埼玉や東京など、関東全域から盗んだトラックを数十台保管していたとみられる。県警は余罪の裏付けを進めるとともに、解体したトラックの部品を茨城県内で転売していたとみて、処分先などを調べている。