20代女性が死亡…パジャマに男と女性の混合したDNAが 男は無罪主張「女性宅を出るときは生きていた」
2023/02/21/00:00
2021年9月、熊谷市見晴町のマンション一室で、住民の女性=当時(27)=の首を圧迫して死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた無職の男(34)の裁判員裁判の初公判が20日、さいたま地裁であった。男は「部屋を出るときは生きていた」と述べ、無罪を主張した。
冒頭陳述で検察側は、男は21年9月3日、レンタカーで東京都東村山市から女性の住むマンションまで向かったと説明。女性のパジャマからは、「女性と男の混合したDNAが検出された」と述べ、男が首を圧迫して死亡させたとした。
一方弁護側は、女性のパジャマの襟からは第三者のDNA型も検出されていると指摘。「直近で誰かが触ったことを示している」とし、「男は女性の死に関わっていない」と主張した。
起訴状などによると、男は21年9月3日午後2時44分~同3時44分ごろ、同市見晴町のマンション一室で、この部屋に住む女性=当時(27)=の首を何らかの方法で圧迫する暴行を加え、窒息死させたとされる。