「あの日のオルガン」地元小学校で上映会 映画の舞台が学区、平野小で児童ら鑑賞 7月に文化会館でも上映
2019/06/23/00:00
戦時中、東京の保育園が蓮田市に疎開した物語を映画にした「あの日のオルガン」で、疎開先となった妙楽寺(蓮田市高虫)のある地元の市立平野小学校(竹内敏昭校長・児童192人)で上映会が開かれた。
蓮田市は、平和や命の大切さ、地域への誇りを感じてもらおうと、市内全小中学校で地元ゆかりの映画を上映。映画の舞台となった当時の平野村を学区とする平野小でいち早く上映会を開いた。
児童たちは戦時中の歴史や映画に出てくる用語などを事前に学習。その後、体育館のスクリーンで鑑賞した。
同市高虫の6年生、内田汐音さん(11)、保科結実さん(11)は妙楽寺に保育園児が疎開していた歴史を初めて知ったという。内田さんは「疎開して来た子ども、子どもを守った先生はすごいと思った」、保科さんは「地元で戦争の物語があったことにとても驚いた」と感想を述べていた。
市は多くの人に映画を広めたいと、7月26~29日まで、市文化会館ハストピアで市の上映会を開く(有料)。