埼玉新聞

 

J2大宮、岩槻区出身の石川俊輝選手が区長を表敬 2年ぶりのJ1昇格へ全力「地元の声援を力に」

  • 森代表取締役社長(左)と共に岩槻区役所を訪れ、「岩槻区PR選手」としての意気込みを語る石川選手=さいたま市岩槻区

 J2大宮アルディージャのMFで石川俊輝選手(27)が20日、さいたま市の岩槻区役所で沼尻裕一区長を表敬訪問した。さいたま市岩槻区出身の地元の星は、2年ぶりのJ1昇格へ意欲を燃やしている。

 石川選手は市立東岩槻小学校から桜山中学、県立岩槻高校、東洋大学を経て、2014年に湘南ベルマーレへ入団。大宮ジュニアユースなどでも5年間プレーし、今シーズンからユース時代を過ごした大宮に復帰している。

 森正志代表取締役社長と訪問した石川選手は「試合より緊張する」と日焼けした顔に汗を浮かべながら、「岩槻区のPR選手として地元さいたまでプレーできるのは光栄。もっと岩槻を知ってもらえるように結果で示していきたい」とあいさつ。沼尻区長は「地元出身選手として大変注目している。今後の活躍を期待しています」と激励した。

 石川選手は区役所内の各課を訪問してあいさつし、女性職員からのサインや握手、写真撮影にも快く応じていた。

 岩槻の思い出の場所と言えば岩槻城址公園で、幼少時代はたびたび遊びに行ったという。現在もオフの日には子どもを連れて遊びに行っていると石川選手は話す。

 2年ぶりのJ1復帰を目指し、現在チームは上位につけている。好調なチームをけん引する石川選手は「地元の声援を力に、PR選手の名に恥じないよう全力でプレーしたい」と力強く話した。

 この日は大宮区出身のMF小島幹敏選手と北区出身のFW吉永昇偉選手も北区役所を訪れ、J1昇格への意気込みを職員らに誓った。

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