埼玉新聞

 

一味違うキラキラ世界 秩父銘仙の繊維を使った万華鏡20点 ペン画作品の展示も 秩父で企画展、あすまで

  • 銘仙模様の万華鏡の世界が楽しめる企画展=24日、秩父市熊木町の「ちちぶ銘仙館」

    銘仙模様の万華鏡の世界が楽しめる企画展=24日、秩父市熊木町の「ちちぶ銘仙館」

  • 銘仙模様の万華鏡の世界が楽しめる企画展=24日、秩父市熊木町の「ちちぶ銘仙館」

 秩父市熊木町の「ちちぶ銘仙館」で26日まで、冬の企画展が開催されている。秩父銘仙の着物とともに、旧絹織物工場などを描いたペン画作品や、銘仙の織物繊維を使った色鮮やかな万華鏡が並ぶ。

 ペン画は、小鹿野町の画家吉田迪子さんが描いた約20作品。かつて秩父銘仙を織っていた玉川織物(皆野町)、野沢織物(同)、逸見織物(秩父市)など、古風な建物が繊細なタッチで描かれている。

 万華鏡は、秩父市の万華鏡職人吉田勝次さん(68)が手掛けた約20点。勝次さんは、飯能市のギャラリーに飾られていた4万円台の高価な万華鏡作品に一目ぼれし、10年ほど前からワークショップに通って腕を磨いた。

 勝次さんは「絹糸絹地と繭(まゆ)のコラボ映像を楽しんでほしい」と来場を呼びかけている。

 時間は午前9時から午後4時まで。入館料は大人210円、小中学生100円。

 問い合わせは、同館(電話0494・21・2112)へ。

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