埼玉新聞

 

猫の死骸、上半身と下半身に分かれ、別々の場所で発見…相次ぐ奇怪な出来事 周辺になぜかない血痕

  • 【地図】さいたま市桜区

    畑と市道に猫の死骸=さいたま市桜区

  • 【地図】さいたま市桜区

 26日午前7時36分ごろ、さいたま市桜区神田の住宅の隣にある畑で、作業に来た住人の30代男性が猫の下半身と思われる動物の死骸を発見。「頭のない猫の死骸がある」と110番した。同日午後5時15分ごろには、約300メートル離れた同区大久保領家地内の市道で猫の上半身と思われる動物の死骸を散歩中の女性が発見し、近くの交番に届け出た。浦和西署は死骸が同一のものである可能性が高いとみている。

 同署によると、発見された二つの死骸はいずれも何かしらのもので切断されていたとみられ、毛色や大きさなどが類似しているという。発見現場の周辺に血痕はなく、死骸の状況などから、同署では何者かが切断して放置するなど人為的な関与があった可能性も視野に捜査している。

 今月17日には、畑から約5キロ離れた小学校で、校庭の鉄棒からひもでつるされた猫の顎とみられる肉片が発見され、その直前には小学校の周辺にある荒川彩湖公園内で、2度にわたって同様に猫のような動物の不審な死骸が発見されている。同署などは一連の事件について関連を調べている。

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