議長ら脱退せず…自民市議らでつくる会派解散 議長ら除く新会派すぐに立ち上げ最大会派に
2019/06/26/00:00
上尾市議会の自民党所属市議らでつくる会派「新政クラブ」の11人が離脱し、会派が解散した。
新政クラブは24日、団会議を開き、6月定例議会で明らかになった小林守利議長と新井金作市議の父で元上尾市長の新井弘治氏による公費不正使用の責任を求め、両氏に脱退を求めた。しかし両氏が応じなかったため、2人を除く11人が会を離脱、同日新会派「彩(さい)の会」を立ち上げ、議会事務局に届け出た。
上尾市では会派構成は3人以上と規定されているため、新政クラブは自動的に解散となり、小林、新井両市議は無所属となった。
新会派は依然として最大会派。深山孝代表は「事実関係はこれから調査することになるため、同じ会派にいない方が良いと判断した。一昨年、市長、議長が逮捕された事件の延長上に全部の保守系議員がいると思われるのは不本意。上尾を良くしようという気持ちなので、執行部とは敵対せず、良い方向へ持っていきたい」と話した。