いらついて暴行加えた…介護が必要な母親殴る 容疑の長男逮捕 母親は搬送先で死亡/東入間署
2019/06/29/00:00
母親に暴行を加えけがを負わせたとして、埼玉県の東入間署は28日、傷害容疑で、富士見市鶴瀬東2丁目、無職の男(48)を逮捕した。母親は病院に搬送後、死亡が確認されており、同署は遺体を司法解剖し、暴行との因果関係など詳しい死因を調べる。逮捕容疑は、21~27日ごろまでの間、自宅で、母親(70)を数回殴るなどして、両手足に打撲などのけがを負わせた疑い。
同署によると、27日午後8時10分ごろ、男が119番。救急隊が駆け付けたところ、母親はあおむけに倒れて意識がなく、搬送先の病院で死亡が確認された。同署が男から事情を聞いたところ、暴行を加えたことを認めた。母親は長男の男と2人暮らし。2人は市内の知人宅で同居していたが21日から家を借り、暮らし始めたばかりだった。母親は介護が必要な状態で、男が面倒を見ていた。男は「『立って』と言っても立たないことにいらついて暴行を加えていた」と供述しているという。