県は29日、狭山市新狭山2丁目の居酒屋「俺たちの炙(あぶ)り家」で16日に飲食した20代の男性3人が食中毒の症状を訴え、うち2人からカンピロバクターが検出されたと発表した。1人が入院したが既に退院し、3人とも快方に向かっているという。県は食品衛生法に基づいて、同店を29日から3日間の営業停止処分とした。
県食品安全課によると、3人は友人で一緒に来店し、鶏のレバテキ、焼き鳥盛り合わせ、鶏唐揚げなどを食べた。その後、下痢や腹痛、発熱などを発症した。16日は同店で43人が飲食したが、ほかに食中毒とみられる症状の発生は報告されていないという。