埼玉新聞

 

ごみの分別や減量、大切だゾ! 小学生考案のヒーローを抜てき、「ゴミ分別戦士」北本市の広報に登場

  • 石川暖乃さんの作品が表紙を飾る広報「きたもと」7月号

  • ごみ分別のヒーローを考えた石川暖乃さん=北本市役所(市提供)

 北本市の広報「きたもと」7月号の特集面に、市内の小学5年生石川暖乃(はるの)さん(11)が考案したヒーロー「ゴミ分別戦士」が登場している。「もったいない!」が地球をすくう!が合言葉。「ごみの分別は大切だゾ!」とアピールしている。

 昨年度、小中学生を対象にした市主催の「環境ポスター・標語コンクール」で石川さんの作品が最高賞を獲得したのがきっかけ。市民経済部環境課廃棄物・リサイクル担当の尾嵜智一さん(32)は「キャラクターも標語も実践向きで、インパクトがあった」と抜てきの理由を話した。

 特集面は表紙を入れて実に5ページ。ゴミ分別戦士は環境課が考えた「ワケルンダーレッド」で登場。環境課が創作した何でも分けずに捨てちゃう「ナンデーモン」に立ち向かい、ごみの分別や減量について説明し、諭していくマンガ物語になっている。

 尾嵜さんは「世間全体でごみを減らす意識が強く求められている。特集では捨てればごみ、分ければ資源をうたった資源回収、分別の注意点などを強調した。高齢者などのごみ出し支援制度に関するアンケートも実施することにした」と紹介した。

 石川さんは「自分の考えたキャラクターが市の広報に登場して、お役に立てたことがとてもうれしい」と話している。

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