自然を満喫、キャンプサイトでのんびりと 休園していた秩父のネイチャーランド浦山、民間委託で再出発
昨年度は休園していた秩父市浦山のデイキャンプ場「秩父市ネイチャーランド浦山」が7月1日にリニューアルオープンする。
園内にはデイキャンプのできるバーベキュー施設や散策路があるほか、園内の木立を生かしたハンモックなども準備。かつては市が運営して無料だったが、民間会社で同市上宮地町のグリーンリンクに管理運営を委託し、有料となって再出発する。
秩父市ネイチャーランド浦山は2001年7月に開業。4月から11月まで営業していたが、建物が老朽化し、利用客も減少したことから、18年度は休園した。
市は昨年の6月議会で、使用料無料などを定めた市ネイチャーランド浦山条例を廃止後、昨年7月に民間の委託先を公募し、同社が環境整備を実施していた。
敷地面積は約3ヘクタールで、園内には人工の滝や川が流れるほか、あずまや棟や炊事棟を備える。ハンモックだけでなく、木立の間にベルトを張って綱渡りのように歩く「スラックライン」も用意。ニジマスのつかみ取りを楽しむこともでき、自然を満喫しながらのんびりと過ごすことができる。
リニューアルオープンを前にお披露目を兼ねたオープニングレセプションを6月29日に実施。
同社の島崎吉之社長(50)は「日頃の疲れを癒やせるキャンプサイト。車の乗り入れも自由にできるようになったので、自分の好きな場所でバーベキューができる」とPR。久喜邦康市長も「観光の選択肢が増え、行政としてもできる限り応援したい。多くの人に喜んでもらえる施設になれば」と期待を込めた。
開園時期は4月下旬から11月下旬までで、営業時間は午前9時から午後5時。火曜日定休(ハイシーズンは営業)。利用料金は大人1100円、子ども(小学生以下)550円、3歳児以下無料。
問い合わせは、秩父市ネイチャーランド浦山(電話0494・26・6328)へ。