AKB48柏木由紀さん考案の公演が初日 向井地美音さん、安田叶さんが出演 "隠れた名曲"を新たな形で
アイドルグループAKB48は6月30日、東京・秋葉原のAKB48劇場で「僕の夏が始まる」公演の初日を迎え、埼玉県出身の向井地美音さん(21)、安田叶さん(17)ら16人が出演した。(森本勝利)
■柏木さんが考案したセットリストでの新公演
同公演はグループの中心メンバーである柏木由紀さん(27)が考案したセットリストで、昨年の「アイドル修業中」以来2度目。
AKB48の全メンバーに出演のチャンスがあり、初日にはエースとして活躍するチーム8東京都代表の小栗有以さん(17)をはじめ、選抜メンバーの岡田奈々さん(21)、チームキャプテンを務める込山榛香さん(20)や村山彩希さん(21)などが出演する豪華な顔ぶれとなった。
柏木さんは6月17日、動画配信サービスSHOWROOMの生配信で「歌に重点を置いた公演にしたい」と目標を話していた。
■向井地さん「楽曲を新たな形で掘り起こしてくれたゆきりんさんに感謝」
ゲネプロ(通し稽古)終了後の囲み取材で、柏木さんは今回の公演について「色々な曲を聞いた上で今のメンバーで歌いたいと思った曲を選んだ。(『ポニーテールとシュシュ』については)チーム公演でシングル曲は入っていないので、1曲は誰でも知っている曲を入れたかった。季節も合っているのでこれを機に劇場を見に来てもらえたら」と狙いを述べた。
グループで総監督を務める向井地さんは「オープニング曲(『3つの涙』)を聞いたときに、この曲何だっけ?と思うはず。ユニットも含めて新しい形で披露できることにグループの良さを感じている。1000曲以上ある楽曲の中からこの公演のために掘り起こしてくれたゆきりんさんに感謝」と喜びを伝えた。
公演のセンターポジションを務めた小栗さんは「初めて聞く曲が多くて振り付けや歌詞を覚えるのが大変だった。それでもレッスンを通じてメンバーのみんなと仲良くなれて、(公演を)創り上げることができて達成感のある公演だった」と振り返った。
向井地さんは「今のメンバーたちは自らで考案して何かをしようとする子たちが多い。公演のリハーサルでも先輩後輩関係なく意見を出し合っていた。与えられたものをただやるだけではなく、自分たちでどう創り上げていくかを考えられるのがグループの良さ。来週からは全国ツアーも控えているので、AKB48の夏が始まった!と思ってもらえるようにこれからも頑張っていきたい」と今後の抱負を話した。
=埼玉新聞WEB版=