<新型コロナ>クラスター、小中高校で発生…埼玉486人感染5人死亡 人数少ない病院、耐えた激務に称賛
埼玉県は2日、新型コロナウイルスに感染していた5人が死亡し、新たに0~90歳以上の486人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は県管轄が338人、さいたま市78人、川口市25人、川越市19人、越谷市26人。1週間の感染者数の平均は467・7人。
これまでに確認された感染者は178万7670人。死者は3859人。1日夜時点の重症者は10人、入院は277人、宿泊療養は71人。
県によると県管轄で70~90代の男女5人が死亡した。
クラスター(感染者集団)関連は3件で、新たに小中高校1校で5人が感染した。
県教育局によると、県立学校の学級閉鎖はなかった。
■秩父消防本部、医療従事者を表彰
秩父消防本部は、新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない状況の中で、第一線で活躍している医療従事者に対する表彰式を秩父市役所で行った。
受賞者は秩父郡市救急告示病医院会の医療従事者計8人で、市立病院、秩父病院、皆野病院の各2人と秩父第一病院、小鹿野中央病院の各1人。秩父広域市町村圏組合管理者の北堀篤市長が感謝状を贈呈した。
北堀市長は「新型コロナの流行が始まり3年が経過したが、ウイルスの変異により、いまなお収束が見えない状況にある。外来や入院患者の対応に追われる中、救急隊の受け入れ要請にもご協力頂き、改めて感謝申し上げたい」と話した。
感謝状を受け取った皆野病院の新井孝史さん(43)は「このような評価をいただき、うれしく思う。少ない人数で業務をこなすのは大変だが、今後も秩父地域の医療を助けられるように頑張りたい」と喜びを語った。
受賞者は次の通り。(敬称略)
秩父市立病院=中村幹子、富田艶子▽秩父病院=新井理絵、清水勝美▽皆野病院=福田絵利子、新井孝史▽秩父第一病院=島崎浩子▽小鹿野中央病院=寺沢紀明