<新型コロナ>使い切れず…ワクチン5478回分を廃棄 秩父市、冷凍庫の電源落ち1万5千回超分「解凍」
2023/03/04/07:41
秩父市は3日、市保健センターで、12歳以上用のファイザー社製オミクロン株対応ワクチン913本(5478回分)を廃棄したと発表した。ワクチンを保管していたディープフリーザー(超低温冷凍庫)の電源が落ちていたことが原因。
市によると、昨年12月下旬、職員が同ワクチン2535本を保管していたディープフリーザーの電源が落ちていることに気付いた。同ワクチンは、2~8度の冷蔵であれば70日間の保管が可能なため、保存期限内に使い切るよう、秩父地域の個別接種医療機関などで使用したほか、県内自治体などにも移送するなどで対応したが、全てを使い切ることができなかった。
ディープフリーザーの電源が落ちた原因は特定できていない。市は今後、フリーザーの稼働確認を再度徹底するなどで再発防止を図る。