浦和、6日仙台戦 ファブリシオ、体調不良が回復 興梠、福田氏の一日店長実現へクラブ新記録狙う
勝ち点21で暫定12位の浦和は6日、ホームで同22の10位仙台と対戦する(19時・埼玉)。
対戦が一巡したリーグは後半戦に突入(浦和は1試合未消化)し、5日の非公開練習後に会見を行った大槻監督は「勝ち点も順位も物足りない。望まれる、望んでいる位置にいない」とチームの現状に言及した。巻き返しに向け、「積み上げる作業を毎日の練習の中でやる。しっかりとした分厚い土台を選手と共有したい」とチームづくりの方針を示した。
仙台の印象については「システムや人が替わって、戻った選手もいる。積み上げてきた印象を持っている」とリーグ4連勝中の相手を警戒。「そういったチームに対してしっかり試合をする、表現ができるかどうかというチャレンジ」と意気込みを口にした。
■体調不良回復しゴール量産誓う/ファブリシオ
3日の天皇杯流通経大戦ではベンチから外れ、試合前日に体調を崩していたことを告白。ベストから2キロ落ちた体重も1キロ減まで回復し、「食欲も戻ってきている。明日にはベストの状態になっている」と出場には問題なさそう。腹部をさすりながら、日本語で「お腹空いた」とおどけてみせた。
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のアウェー蔚山戦で今季初先発し、16試合で13得点のチーム状態に「(得点数が)下から4番目ではいけない。僕だけでなく全員で改善したい」とゴール量産を誓った。
■一日店長実現へ 新記録達成狙う/興梠
鳥栖戦のゴールで浦和加入後のJ1通算得点を91に伸ばし、福田正博氏が持つクラブ最多記録に並んだ。新記録達成の暁には、福田氏に「ローストチキンコオロギ浦和店」の一日店長を“おねだり”し、福田氏もこれを快諾した。
浦和加入後、13戦14得点と好相性の相手に「自分には厳しく来る。それを打開する力が必要」と表情を引き締め、「福田さんが浦和の街にいるだけでサポーターはうれしいと思う。記録に恥じないプレーをしたい」と期待に応えるつもりだ。