15万本のヒマワリ畑、蓮田の人気スポットに 7月下旬から開花迎え、スタンプラリーや切り花販売など予定
蓮田市内に広がる1万5千平方メートルの畑に植栽された15万本のヒマワリが7月下旬から開花を迎える。市民有志が4年前から始めたプロジェクト。開花期間中はスタンプラリーやキャンドルナイトなどを予定している。
ヒマワリ畑は代表の野村日出雄さん(75)が定年退職後、市民農園を始めたところ、近隣の農家から遊休農地の管理を任され、知人の勧めで植栽するようになった。
初めての年、たくさんの人が見に来てくれ、特に子どもたちがとても喜び、「遠くまで行かなくても自宅近くで楽しめるのでありがたい」と言われたことで、毎年開催することに。
当初1千平方メートルだった畑も、隣接農地の所有者が次々と貸し出してくれ、今では1万5千平方メートルの畑を管理するまでになった。ヒマワリも数を増やしていった。
口コミやネットで広まり、昨年は約8千人が来場。写真映えするので、ブライダルやコスプレの撮影などで撮りに来る人も増えている。今年はキッズスマイルやハイブリッドサンフラワー、サンマリノなどの品種のほか、新たに東北八重ひまわりを植え、1万人近くの来場を見込む。
「花の大きさや用途などによってそれぞれ特徴があるので、いろいろなヒマワリを楽しんでもらえれば」と野村さん。今年は阪神淡路大震災で亡くなったはるかちゃんに由来する「はるかのひまわり」も植栽し、8月3日に命や人とのつながりの大切さを考えるキャンドルナイトのイベントも企画している。
開花予定日は27日~8月4日ごろ(気象条件によって開花ピークは前後する)。場所は、蓮田市根金694付近で、午前10時~午後3時開園。入場無料。期間中は600平方メートルの区画を迷路にしたスタンプラリーのほか、和太鼓演奏などの催し、切り花の販売(5本で300円)を行う。
問い合わせは、野村さん(電話090・8509・0493)へ。