<所沢中2殺害>教科書を隠され、知らないと言われてけんかに…少年が供述 以前からトラブルか
2019/07/09/00:00
所沢市の住宅で市立中学2年の本郷功太郎さん(13)が刃物で刺され死亡した事件で、殺人容疑で送検された同級生の少年(14)が「以前に教科書を隠されたことがあり、聞いたら知らないと言われてけんかになった」と供述していることが8日、捜査関係者への取材で分かった。
県警は本郷さんと少年に以前から何らかのトラブルがあったとみて、詳しい経緯や動機を調べる。
捜査関係者によると、少年は5、6月ごろ、本郷さんに教科書を隠されたことがあったなどと説明。事件のあった5日、自宅に来た本郷さんに教科書のことについて尋ねたところ、知らないと否定されてけんかになったという趣旨の話をしているという。
県警や市教委によると、本郷さんは友人らと定期テストの勉強をするために少年宅に集合。同日午後4時50分ごろ、少年宅の玄関先で血を流して倒れているところを、別の同級生の男子生徒に発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。
県警は本郷さんを刃物のようなもので刺して殺害しようとしたとして、殺人未遂容疑で少年を逮捕、殺人容疑で送検していた。