埼玉新聞

 

5千株のヘメロカリス、小川の農園で見頃 朝に咲き夜にしぼむ一瞬の美、希望者には苗の販売も

  • ヘメロカリスをめでる来園客=小川町の岡本自然農園

 小川町青山の岡本自然農園で、約800品種5千株のヘメロカリスが見頃を迎えた。ヘメロカリスは、ノカンゾウやヤブカンゾウの仲間で、花は朝に咲き夜にしぼむことからデイリーリリーという別名がある。一瞬の美をめでようと、ひっきりなしに客が訪れている。

 ヘメロカリスは、1株に10個から30個のつぼみが付き、時期をずらして開花するため、約1500平方メートルの花畑は毎日様子が変わる。

 園主の岡本守夫さん(61)は、約30年前にヘメロカリスの栽培を始め、これまで100種以上の新品種を生み出してきた。「地植えで育てていましたが、住宅事情に合わせて鉢植えに適した花も育てています」と岡本さん。希望者には苗の販売も行っている。

 開園は14日までの午前9時~午後5時。入園料は100円(中学生以下は無料)で、一部は東日本大震災みやぎこども育英募金に寄付する予定。

 問い合わせは、岡本自然農園(電話0493・73・0853)、あるいはホームページ(http://www.hemepara.jp/)へ。

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