埼玉新聞

 

134年分の「ありがとう」風船に乗せて 行田・太田西小が閉校式典 再編成で来月からは「太田小」に

  • 閉校記念式典のバルーンリリースで風船を飛ばす参加者たち=10日午前、埼玉県行田市立太田西小学校

    閉校記念式典のバルーンリリースで風船を飛ばす参加者たち=10日午前、埼玉県行田市立太田西小学校

  • 閉校記念式典のバルーンリリースで風船を飛ばす参加者たち=10日午前、埼玉県行田市立太田西小学校

 今月末で134年の歴史に幕を閉じる埼玉県行田市立太田西小学校(中里正校長、児童218人)で10日、閉校記念式典が行われ、児童や職員らが思い出の校舎に別れを告げた。

 同校は太田学校として明治22(1889)年に開校。昭和59(1984)年のピーク時には667人の児童が在籍していたが、少子化の影響で児童数は徐々に減少していった。同校は太田東小と共に再編成され、4月に太田西小の場所に新たに太田小が開校される。25日には太田東小でも閉校記念式典が実施される。

 中里校長は「134年の歴史が閉じるが、4月からは太田小として新たに歴史を刻む」とあいさつ。代表児童の6年生藤井千紘さん(12)は「今までお世話になりました。ありがとう太田西小」と語った。DVD鑑賞後、風船を飛ばす「バルーンリリース」も実施された。

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