埼玉新聞

 

TシャツにジャケットもOK!戸田市議会が服装自由化 「私の普段着」スーツ維持の市議も 1年間の試行開始

  • 自由な服装の男性議員たち。左から2人目が竹内正明議長=14日、休憩中の戸田市議会本会議場

    自由な服装の男性議員たち。左から2人目が竹内正明議長=14日、休憩中の戸田市議会本会議場

  • 自由な服装の男性議員たち。左から2人目が竹内正明議長=14日、休憩中の戸田市議会本会議場

 埼玉県の戸田市議会は14日「本会議および委員会において服装の自由化を試行する」と発表した。試行期間は3月議会中の14日から今後1年間。議会事務局は報道機関向けのプレスリリースで「服装を自由化することにより、男女平等や多様性を尊重することを目的としている」とした。

 「自由化」は13日の議会改革特別委員会(三浦芳一委員長)で決定し、同日の議会運営委員会(石川清明委員長)で了承された。

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 自由化初日の14日は本会議が開かれ一般質問が行われたが、議員の服装はまちまち。

 ノーネクタイはOKとされるクールビズ期間中(5月1日~10月31日)ではないが、ノーネクタイの議員が多い。議長席に座った竹内正明議長は青く地味な色合いの柄物のTシャツ、その上にジャケット、茶色の綿パンという格好。

 竹内議長は取材に「ネクタイにスーツというのは昔の決まりで古い。今に合わせて試行することになった」と話した。一方、スリーピースのスーツにネクタイ姿の野沢茂雅市議は「私は三十数年間、この格好が普段着。いまさら変えると言っても無理。でも普段着は人それぞれの判断。自由化は賛成だ」と話した。

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