上尾は左腕寺山が5安打完封。打線は一回に須川、泉の連続二塁打で1点を先制すると五、六回にも加点した。慶応志木は打線が振るわず。
■夏初戦が復帰後初の公式戦
頼もしいエースが帰ってきた。左腕寺山が慶応志木打線を5安打完封。地元の大声援を背に、好投を見せた。
昨秋に左肘を負傷。半年間投げられず、悔しさを味わった。この大事な夏初戦が復帰後、初の公式戦となり「投げられる喜びをかみしめた。今までで一番楽しい試合だった」と拳を握った。
初戦を一つのポイントに挙げていた高野監督も「慶応志木の打線はしぶとい。よく落ち着いて、粘り強く投げてくれた」と大黒柱をたたえた。