日照不足、県産ブランドにも影響 秩父キュウリ育ち悪く「苗がひょろひょろ」 収穫量、減少の恐れも
2019/07/17/00:00
日照不足で県産ブランド推進品目である「秩父キュウリ」にも影響が出ている。小鹿野町般若の農家牛谷聡さん(42)は「ここまで天気が悪いとさすがに影響が出てきてしまう。この先が心配」と不安そうな表情を浮かべていた。
草加市出身の牛谷さんは2013年に同町に移住し、町明日の農業担い手育成塾を経て、現在は敷地面積約9アールでキュウリを栽培している。キュウリは3月上旬に苗を植え付け、7月上旬まで収穫後、再び苗を植え付けて、12月上旬まで収穫が続く。現在は苗の植え替え時期だが、「苗がひょろひょろで、弱く育っている」と育ちが悪いという。
このまま日照不足が続くと、キュウリができる時期が遅れ、収穫量が減少する恐れもある。だが、「天候のことは皆が同じ条件なので、文句を言っても仕方がない。自分で手入れして、どれだけ状態を良く戻せるかが大事。これからが頑張りどころ」と話していた。