埼玉県は14日、県内や都内で整骨院など29店舗を運営する「くまのみ」（池田秀一代表）が、骨盤矯正や小顔矯正についてウェブサイトや店頭で「埼玉口コミナンバーワン」など客観性が確保されない表示を行ったとして、景品表示法に基づき再発防止などを命じた。

　県消費生活課によると、実際には同社は口コミサイトで上位の事業者を排除し、比較対象を選んでいた。また、実際には広告で掲載された雑誌などを「メディア掲載実績」として挙げていた。同課はインターネット上の監視活動で同社を発見。「施術の効果を感じない」などの相談も寄せられていたという。その後、同社が広告について説明する十分な資料を提出できず、改善は見られるものの十分ではないため処分に至ったという。