埼玉新聞

 

もうすぐ満開「熊谷桜」、熊谷の寺に60本 直実公かぶとに似た花 境内駐車場は9時~16時半まで利用可

  • 間もなく満開を迎える石上寺境内の熊谷桜

    間もなく満開を迎える石上寺境内の熊谷桜

  • 間もなく満開を迎える石上寺境内の熊谷桜

 熊谷桜発祥の地と言われる熊谷市鎌倉町の真言宗智山派寺院石上寺境内にある約60本の熊谷桜(くまがいさくら)が間もなく見頃を迎える。

 熊谷桜は、キンキマメザクラの変異種で、小さな八重咲きの花が、うつむくように下向きに咲きかわいらしい。

 第23世住職岡安哲也さんの祖母の言い伝えによると、「熊谷桜は、春彼岸先に長いおしべが2個つぼみから飛び出し、それを直実公(後の蓮生)のかぶとのくわ形と見立てている」という。

 境内には東日本大震災の鎮魂を込めた「熊谷桜碑」が建立されており、「熊谷桜産土」の揮毫(きごう)は熊谷次郎直実の子孫で気仙沼市の古屋館八幡神社宮司熊谷正之氏が書いている。

 境内駐車場は午前9時~午後4時半まで利用できる。
 

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