埼玉新聞

 

狭山市長選、現職・小谷野氏が再選 これまでの実績を強調、継続的な市政運営訴え支持広げる

  • 小谷野剛氏

 任期満了に伴う狭山市長選は21日投開票され、無所属で現職の小谷野剛氏(46)=自民、公明推薦=が、無所属新人で前市議の町田昌弘氏(59)を破り再選を果たした。

 小谷野氏は保守系市議の支援や連合埼玉の推薦を受け、選挙活動を展開。街頭演説では「狭山の未来を守って行く」とボードを使って自身のこれまでの実績を強調。入曽駅周辺整備の任期中の着工や積極的な企業誘致、ビジネスサポートセンターを活用した中小企業支援策を行うと訴えていた。「40代のリーダーで元気な狭山を」をキーワードに継続的な市政運営を訴え、支持を広げた。

 町田氏は現市政の取り組みに対し「市民の意見が伝わっていない」と批判し、「リーダーは交代するべき」と市政刷新を主張していたが及ばなかった。

 当日有権者数は12万7476人(男6万3840人、女6万3636人)。投票者数は6万3834人(男3万2404人、女3万1430人)、投票率は50・08%(男50・76%、女49・39%)で前回(42・53%)を7・55ポイント上回った。

■小谷野剛氏

【略歴】(1)市長(2)市議(3)専大(4)狭山市(5)東三ツ木

【公約】(1)入曽駅周辺整備の任期中着工(2)積極的な企業誘致(3)若い世代を呼び戻す(4)待機児童ゼロ

 略歴は(1)肩書(2)主な経歴(3)最終学歴(4)出身地(5)現住所―の順。埼玉新聞社調べ

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