埼玉新聞

 

初めてのキックボクシング、子どもら30人が夢中に 久喜の地域食堂、気軽に体験できるイベント開催

  • 「みんなのいえ」でキックボクシングを楽しむ子どもたち=19日夜、久喜市上内

 久喜青年会議所は19日、久喜市上内の地域食堂「みんなのいえ」で、キックボクシングのイベントを開催した。食事だけでなく、地域の交流の場にもしようと行われ、子どもら約30人が一緒に体を動かして楽しんだ。

 同青年会議所は毎週金曜、地域交流の場として子どもたちに無料で食事を提供する「みんなのいえ」を運営。地域住民やボランティアらと共に学習支援や世代間交流の活動に取り組んでいる。

 活動の一環として毎月イベントを開催。これまで手話や音楽など、地域の指導者を招き、参加者が気軽に体験できる内容を取り込んでいる。

 田中学副理事長は「食事だけでは飽きてしまう。イベントを告知することで、ボランティアの呼び掛けや食材の提供など、みんなのいえを知ってもらう機会になる」と話す。

 この日は市内でジムを開く坂本光広さんが子ども約30人にキックボクシングを指導。坂本さんは「習ったことは他の人には使わない。楽しんで心も体も強くなり、優しい人になってほしい」と子どもたちに基礎やミット打ちなどを指導した。

 参加した子どもたちは手取り足取り指導を受けながら、初めてのキックボクシングに夢中に。「はじめてだったけど上手にできた。疲れたけど楽しかった」と汗を拭った。

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