埼玉新聞

 

カパルに年賀状886通、ゆるキャラGP優勝を改めて祝福 一通一通に目を通したカパル「ふれあい大切」

  • 過去最高の年賀状が届けられ、一通一通に目を通すカパル(志木市提供)

 全国のゆるキャラの頂点を決める「ゆるキャラグランプリ(GP)2018」で88万9346票を獲得し、埼玉県内初のグランプリに輝いた公益財団法人「志木市文化スポーツ振興公社」の公式キャラクターで、志木市の広報大使を務める「カパル」に全国各地から年賀状が届けられている。

 同公社によると、11日現在、県内をはじめ北海道から沖縄県まで全国47都道府県から過去最高の計886通が送られてきた。「優勝おめでとう」とグランプリ獲得を祝福する心のこもったメッセージが多く、カパルは一通一通に目を通し、「今後もふれあいを大切にしたい」と張り切っている。

 今年の年賀状は埼玉県内が165通で最も多く、次いで東京115通、大阪74通、千葉63通、神奈川56通などの順。北海道や兵庫などからも30通以上が届いた。優勝のお祝いメッセージのほか、カパルのイラストを描いたり、カパルと撮影した写真を添付するなどユニークなものばかり。

 カパルは00年に市内のカッパ伝説をモチーフに同公社が考案し、翌年に一般公募で名前を命名。13年にはご当地キャラクターバンド「GCB47」のメンバーとしてCDデビューを果たし、ツイッターなどで人気を集めていた。年賀状は12年ごろから同公社に届くようになった。

 昨年のゆるキャラGPでは全国909体のエントリーの中で、見事優勝を獲得。優勝報告を受け、志木市は昨年11月、「市のPRに貢献した」として、カパルに特別住民票を交付している。

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