飲食店経営の男を再逮捕 大麻1・4キロ密輸の疑い カナダから川口やさいたまのアパート空き部屋に発送
2019/07/27/00:00
カナダから乾燥大麻を密輸入したとして男4人が逮捕された事件で、県警組織犯罪総合対策本部と草加、浦和、大宮、川口署、東京税関は26日までに、カナダに渡航して大麻を発送したとして、大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、東京都小平市小川町2丁目、飲食店経営の男(37)を再逮捕し、さいたま地検に送検した。
再逮捕容疑は、共謀の上、営利目的で現地時間3月1日、カナダ国内の郵便局から乾燥大麻約1400グラム(末端価格約700万円相当)を隠した郵便物1個を川口市内のアパート空き部屋に発送し、同月4日、大麻を輸入した疑い。県警は認否を明らかにしていない。
薬物銃器対策課によると、男は2月下旬にカナダに渡航。現地で乾燥大麻を入手し、日本宛てに発送したとみられる。
東京税関が3月、さいたま市や川口市のアパート空き部屋を宛先とした郵便物5個の中から乾燥大麻計約5キロ(末端価格2500万円相当)を発見。県警はこれまでに乾燥大麻の密輸入に関わったとして、指示役や受け取り役の男4人を逮捕していた。
押収した証拠品や渡航歴などから、男の関与が浮上。県警は7日、さいたま市北区のアパート宛てに乾燥大麻約900グラムを発送したとして、大麻取締法違反(営利目的輸入)容疑で、男を逮捕していた。男はすでに逮捕された男1人と携帯電話で連絡を取り合っており、4人より上の立場だったとみられている。
県警は男が計5件の密輸入に関与したとみて、余罪についても調べる。