埼玉新聞

 

あきれた主任…学校で使途不明35万円超を生じさせ、怠慢で損失12万円超 盗んだ「70万円」返した職員は免職

  • 【ちなみ】教室=イラスト

    学校で使途不明35万円超を生じさせた主任、怠慢で損失12万円超

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 埼玉県は24日、在籍していた県越谷県土整備事務所から収入印紙約70万円を盗んだとして、県土整備政策課の技師(32)を免職の懲戒処分としたと発表した。また、団体の会計に約35万円の使途不明金を生じさせるなど、不適切な事務処理をしたとして県農業大学校の男性主任(37)を停職6月とした。

 県人事課によると、技師は2022年12月25日に事務所に侵入し、金庫から収入印紙を盗んだ。同28日に発覚して被害届を提出する旨を職員に周知したところ、今年1月に本人から申し出があった。技師は一部を換金して借金の返済に当てていたが、新たに買い直して全額分を返還した。同所は被害届を提出し、県警は3月16日に窃盗罪と建造物侵入罪の疑いで書類送検した。

 県農業大学校の男性主任は、17~21年にかけて卒業生や在校生が所属する団体の会計処理で、35万7249円が領収書の保管などをせずに使用用途が分からなくなった。また、21~22年度の軽油引取税の免税申請を怠り、12万8400円の損失が生じた。

 ほかに22年2月と12月の2度の速度超過による摘発で、今年1月に60日間の運転免許停止処分を受けたとして、県立精神保健福祉センターの男性主査(43)を戒告とした。
 

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