埼玉新聞

 

<花咲徳栄>甲子園に向け練習再開 野手陣はロングティー実施、低い打球で遠くまで飛ばす感覚養う

  • 打撃練習する井上(左)ら花咲徳栄ナイン=30日午前、花咲徳栄高校グラウンド

 28日の決勝で山村学園を11―2で下し、5年連続7度目の優勝を飾ったチームは30日、1日の休養日を挟み甲子園に向けて練習を再開した。

 ウオーミングアップの後、投手陣はダッシュと遠投で軽めの調整。野手陣は休憩を挟みながらロングティーを約2時間実施した。岩井監督からは「下から打つなよ」と声が飛び、低い打球で遠くまで飛ばす感覚を養った。昼食後は各自が筋力トレーニングで汗を流した。

 前日は所沢市の自宅で休息を取ったというエース左腕中津原は、「昨日までは優勝したという実感があまり湧かなかったが、今朝のミーティングで気持ちが切り替わり、実感が出てきた」と、表情を引き締めた。

 精神的支柱、代打の切り札として、チームをまとめてきた主将の吉倉は本大会へ「今からチーム力が大きく上がるわけではないので、甲子園という大舞台で自分たちのプレーができるように。日本一を達成できるようにチームをつくっていく」と決意を新たにした。

 チームは8月1日に同校での壮行会と加須市の不動ケ岡不動尊などで必勝祈願を行い、そのまま甲子園へ向け出発する。

ツイート シェア シェア