埼玉新聞

 

<花咲徳栄>甲子園メンバー18人決定 中津原が引き続きエースナンバー 全国制覇に期待、新たな歴史を

  • 全校生徒に拍手で迎えられる花咲徳栄ナイン=1日、花咲徳栄高校

 第101回全国高校野球選手権埼玉大会で5年連続7度目の優勝と甲子園出場を決めた花咲徳栄は1日、全校生徒(1739人)による学校壮行会に臨んだ。「新たな歴史を刻んでほしい」と、第99回大会に続く2年ぶりの全国制覇へ期待が高まった。ナインは同日、甲子園に向け出発した。

 体育館での壮行会で、田中一夫校長は「埼玉県勢では初の5連覇達成の快挙は本校にとって誠に名誉なこと。全校生徒に希望の光を与えてくれた。甲子園でははつらつとしたトクハル全員野球で、新たな歴史を刻んでほしい」と激励した。

 生徒会の荒川佳亮(けいすけ)会長(3年)は「5連覇を誇りに思います。甲子園ではトクハル全員野球で全国制覇を目指して頑張ってください」とエール。保護者会の大宮孝会長も、「甲子園では花咲徳栄旋風を全国に知らしめていただきたい。令和の初めの年に、栄誉を再び持ち帰ってほしい」と話した。

 応援に応え、吉倉英俊主将(3年)は「たくさんの声援を頂き、おかげで埼玉県で5連覇を達成することができました。甲子園ではトクハルの代表として、多くの声援に応えられるように精いっぱい頑張ります。引き続き応援をお願いします」と感謝と決意を述べた。

■左腕高森が10番昇格 甲子園メンバー決定

 花咲徳栄は1日までに、甲子園メンバー18人を決定した。

 埼玉大会決勝で2失点完投した左腕中津原が引き続きエースナンバーを背負う。春日部共栄との準決勝で好救援した左腕高森が18番から10番に昇格。右腕岩崎が20番から18番になった。ポジション別では、投手4人、捕手2人、内野手7人、外野手5人。学年別では3年生が12人、2年生が6人。埼玉大会でメンバー入りしていた左腕和田と外野手の近藤が外れた。

■ベンチ入り選手

※( )は背番号、●は主将

  (1)中津原隼太 3年 投 手

  (2)菅原 謙伸 3年 捕 手

  (3)中井 大我 2年 一塁手

  (4)羽佐田光希 3年 二塁手

  (5)田村 大哉 2年 三塁手

  (6)韮沢 雄也 3年 遊撃手

  (7)池田 悠真 3年 左翼手

  (8)橋本 吏功 3年 中堅手

  (9)井上 朋也 2年 右翼手

 (10)高森 陽生 2年 投 手

 (11)岡崎 孝太 3年 投 手

 (12)小林 虹希 2年 捕 手

 (13)浅見  翼 3年 一塁手

 (14)青柳 隆虎 3年 二塁手

●(15)吉倉 英俊 3年 左翼手

 (16)南  大輔 2年 遊撃手

 (17)橋本 祥生 3年 中堅手

 (18)岩崎 海斗 3年 投 手

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