上尾市の障害者支援施設「コスモス・アース」(現生活介護とさき)で2017年、男性利用者=当時(19)=が送迎車内に放置され熱中症で死亡した事故で、安全確保を怠ったとして業務上過失致死罪に問われ、さいたま地裁で禁錮1年、執行猶予3年が言い渡された施設職員の被告(39)と元運転手の被告(75)について、検察、弁護側とも期限までに控訴せず判決が確定した。7月31日付。
判決によると、両被告は17年7月13日午前9時ごろ、男性が施設に到着した際、施設内への誘導や安否確認などを怠り、約6時間にわたって送迎車内に放置し、熱中症により死亡させた。