<新型コロナ>まだ続く「コロナとの闘い」…埼玉308人感染4人死亡 別の課題も直面、次の年度は“集大成”
埼玉県は30日、新型コロナウイルスに感染していた4人が死亡し、新たに0~90歳以上の308人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は県管轄が210人、さいたま市44人、川口市30人、川越市11人、越谷市13人。1週間の感染者数の平均は305・9人。
これまでに確認された感染者は179万7455人。死者は3964人。29日夜時点の重症者は1人、入院は129人、宿泊療養は48人。
県によると県管轄では80、90代の女性2人が死亡。川口市では80代の女性1人が死亡。越谷市では90歳以上の男性1人が死亡した。
クラスター(感染者集団)関連は1件で、新たに感染が確認された施設はなかった。
■コロナなど今年度を振り返って所感は 3月28日の知事会見の一幕
知事 今年度、一番変わったと感じたのは、3年ぶりに地域の祭りやイベントで笑顔が戻ってきたことです。また、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表が3大会ぶり3度目の優勝を果たし、埼玉にゆかりのある選手が大活躍されました。スポーツについて多くの話題が出てきた1年だったと思います。そして、県産イチゴが高く評価され、日本野菜ソムリエ協会から全国で初めて「プレミアムいちご県」に認定されるなど、とても喜ばしいことがありました。今年は映画「翔んで埼玉」の続編の公開が予定されています。大河ドラマに続き、埼玉をPRするまたとない機会と考えています。日常が戻りつつありますが、新型コロナとの闘いはまだ続きます。その一方で人口減少、労働力の減少、超少子化などさまざまな課題に直面する今年度は、県5か年計画を着実に進める必要がありましたが、一定の歩みを進めることができたと思います。ポストコロナ元年がこれから始まります。2023年度予算に反映したつもりです。次の年度は任期の集大成として、しっかり取り組みたいと考えています。