埼玉新聞

 

父逃走中…家で息子が刺され流血 「転んだ」と通報した父、消防隊が到着時すでに消え去る 母と3人暮らし

  • 【地図】さいたま市見沼区

    父親が長男を刺し逃走=さいたま市見沼区

  • 【地図】さいたま市見沼区

 30日午前6時ごろ、さいたま市見沼区蓮沼の住宅に住む70代の男から「息子が転んで背中をタンスにぶつけて出血している」と119番があった。消防隊が駆け付けると、男と同居する長男(45)が2階の部屋に背中など上半身から血を流した状態でいて、包丁で切られたような傷があった。男は現場から逃走していて、大宮東署が殺人未遂事件として行方を追っている。

 署によると、男は妻(68)と長男の3人暮らし。長男は救急搬送時に意識はあり、命に別条はないという。家族への聴取から男が住宅内にあった包丁を使用。消防隊員が到着した際に男の姿はなく、犯行に使ったとみられる包丁が現場に残されていた。

 男は身長約170センチ。細身で、白髪交じりの短髪。上が黒のフリース、下がジーンズを身に着けていたという。署は家族間の何らかのトラブルが原因になったとみて、発生時の状況を調べている。
 

ツイート シェア シェア