埼玉新聞

 

高校入学者、埼玉は5万7208人 公立や私立を問わず、7年連続で減少 県教育局が発表

  • 県庁=さいたま市浦和区高砂

 県教育局は、2019年4月に県内国公私立高校に入学した生徒の状況調査(速報)を発表した。全日制・定時制の入学者総数は前年比1255人減の5万7208人で、7年連続で減少。全日制では、公立高校への入学者が前年比563人減の3万7679人、私立は661人減の1万8195人だった。

 入学者の構成比は過去約10年間、公立が減り私立が増える傾向にあったが、19年度は逆となった。入学者総数に占める公立入学者の割合は65・9%(前年度比0・5ポイント増)だった一方、私立高校入学者の割合は31・8%(同0・5ポイント減)にとどまった。

 同局教育政策課は「公立、私立を問わず入学者が減少しており、少子化により全体の入学者数が減少した影響が大きい」と指摘した。

 全日制公立高校入学者のうち、県内中学校卒業者が占める割合は前年比0・1ポイント減の98・4%だった。私立高校入学者のうち県内中学校卒業者は同0・1ポイント増の90・6%(1万6487)だった。

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