埼玉新聞

 

<リトルシニア>浦和が初V、4年ぶりの県勢優勝 草津に10―2で快勝、貫いた"普段着の野球"

  • リトルシニア日本選手権で初優勝を飾り、選手たちに胴上げされる品田聡一監督=5日、東京都の神宮球場

 中学硬式野球のクラブチームで組織する日本リトルシニア中学硬式野球協会主催の夏の全国大会「第47回日本リトルシニア選手権大会」の決勝が5日、東京・神宮球場で行われ、浦和が10―2で草津(関西)を下し、初優勝を飾った。

 浦和の所属するリトルシニア関東連盟北関東支部(埼玉、栃木、群馬)勢の優勝は2016年の栃木下野以来3年ぶり、県勢の優勝は15年の大宮以来4年ぶり。

 全国各地の夏季大会を勝ち抜いた32チームが顔をそろえ、1日に開幕した同大会。決勝で、浦和は一回に小倉蓮の満塁ランニング本塁打などで一挙6点を奪って流れをつかむと着実に加点し、エース右腕の松野勇大が2失点完投で快勝した。

 浦和は同大会のチーム最高成績を塗り替えて初めて決勝に進出し、勢いそのままに初の頂点に立った。

 山田慎之介主将は「今までやってきたことが間違いではないと証明できてうれしい。浦和のモットーの"普段着の野球"を貫けた」と笑顔。品田聡一監督は「出場選手だけでなく裏方が積極的にサポートしてくれて、全員が一丸となった結果」と喜びをかみ締めていた。

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