埼玉新聞

 

さいたまエコフェスタ開催、多くの親子連れ来場 発電体験で子どもら驚き エコドライブ体験に長い列

  • 水の電気分解を利用した発電に挑戦する子どもら=3日午後、さいたま市浦和区

 エネルギーや地球環境について理解を深める「さいたまエコフェスタin Summer 2019」(東京ガス埼玉支社など主催)が3日、さいたま市浦和区の浦和コミュニティセンターで開催された。

 8回目となる同フェスタには夏休みの自由研究のテーマにしようと、多くの親子連れが来場した。

 水の電気分解を利用した発電体験では、塩水の中の鉛筆にコードを付け、電池とつなぐとオルゴールが鳴る仕組みで、子どもたちは音が鳴った瞬間、目を丸くして驚いた表情を見せた。

 地球温暖化対策や大気汚染物質の発生を抑制するエコドライブ体験には子どもたちもゲーム感覚で運転でき、長い列ができていた。

 そのほか、20種類の木の実からメモホルダーを作ったり、昆虫を顕微鏡で観察できるなど、自然の大切さを学ぶコーナーも人気を集めた。

 催しは使わなくなったおもちゃを子どもたちが持ち寄り、各ブースを回ったポイントによって、おもちゃと交換できるルールで、子どもたちは多くのブースを回り、楽しみながら地球環境を学んだ。

 南区の小学校3年、菊地祟規君(8)は今回が2回目の参加で「発電の実験が面白かった」と笑顔。姉で小学校6年の彩乃さん(12)は「ごみの捨て方など、これから日常生活の中で注意したい」と勉強になった様子で話した。一緒に訪れた祖母の土屋ひろみさん(65)は「小さい頃から地球環境に興味を持つのは大切なこと。この催しを機に、家族でエコについて話し合いたい」と話していた。

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