ここはまだ満開!熊谷で「桜の絵画展」 作風異なる31点、市内の桜を描いた作品も 5月14日まで
2023/04/05/10:37
埼玉県熊谷市桜木町2丁目の市立熊谷図書館3階美術展示室で、春の企画展「―春の訪れを告げる―桜の絵画展」が開催されている。桜をテーマとして同館所蔵品と後援している市美術家協会絵画部の審査員が出品した作品など計31点を展示。同館は「熊谷の桜と一緒に桜の絵画も楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
市内は日本さくらの会の「さくら名所100選」に選ばれている熊谷桜堤があることで知られる。今年は6、7日に市立文化センター文化会館などで「全国さくらシンポジウム」が実施されることを記念し、今回の企画展を開催することになった。
会場は市にゆかりが深い故大野百樹さんや故志邨武久さんが市内の中央公園や万平公園の桜を描いた作品などを展示。油彩画や水彩画、日本画、パステル画などさまざまな表現方法で彩られた桜の絵画作品が並ぶ。画題としての桜は、淡い色彩から表現が難しいとされているが、作品ごとに作家独自の世界観が表現されていて、華やかで見応えのある展示内容になっている。
同館の蔵持俊輔学芸員(47)は「作家独自の世界観に触れてほしい」と話した。
5月14日まで。時間は午前9時~午後5時。休館日は毎週月曜(祝日は除く)と4月7日、5月12日。入場無料。
記念講座も開催予定で、25日に桜ファンクラブ会長で県伝統工芸士の横田透さんが「『さくらの名所熊谷』のさくら」、5月9日に県環境科学国際センター研究推進室副室長の三輪誠さんが「サクラの外来害虫“クビアカツヤカミキリ”の生態と防除」をテーマに講演する。時間はいずれも午後1時半からで、定員は先着48人。参加費無料。
申し込み・問い合わせは、同館(電話048・525・9463)へ。