埼玉新聞

 

<親子事故死>ぎゃーという悲鳴、クラクション直後にドスン 付近住民「すごい音」 見通し良い道路/飯能

  • 死亡した親子3人が乗っていた軽乗用車=18日午前、飯能署

  • 衝突事故のごみ収集車=18日午前、飯能署

 17日午後4時50分ごろ、飯能市飯能の県道で、同市仲町、自営業の夫(36)の軽乗用車とごみ収集車が衝突した。同乗していた妻(36)、生後6カ月の長男の計3人が胸などを強く打って病院に搬送され、死亡が確認された。

 飯能署によると、軽乗用車が対向車線にはみ出していたといい、署が死因や詳しい経緯を調べている。ごみ収集車を運転していた男性(43)は軽傷を負った。

■「ドスン」すごい音

 現場は見通しの良い片側1車線の直線道路で、周辺には住宅や店舗などが並ぶ。

 近くの男性(74)は散歩に出ようと玄関に座ったところ、クラクションの音を聞いた。「直後にドスンというものすごい音がした」。外に出てみると、ごみ収集車と軽乗用車が衝突しており、軽乗用車は前部がつぶれた状態だった。間もなく救急車が駆け付けたという。「子どもが乗っていた様子だったが、かわいそうだ。何でこんなことになったのか」と話した。

 60代女性は「ガシャーンという音がした。ぎゃーという悲鳴のような声も聞こえた。この道路は事故が多く、14日にも近くで横転事故があった」と話していた。

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