<親子事故死>ブレーキ踏まず正面衝突…運転の夫、意識失ったか 妻は後部座席 対向車線はみ出し数秒走行
2019/08/20/00:00
飯能市飯能の県道で17日夕、軽乗用車とごみ収集車が衝突し、生後6カ月の男児を含む親子3人が死亡した事故で、飯能署が軽乗用車のドライブレコーダーを解析したところ、事故前、数秒間にわたり対向車線にはみ出した状態で走行していたことが19日、分かった。
軽乗用車に乗っていたのは飯能市仲町、自営業塩野了さん(36)、妻麻里子さん(36)、生後6カ月の長男律ちゃんの3人。塩野さんが運転し、麻里子さんが運転席側の後部座席に座っていたという。
現場にはブレーキ痕がなく、塩野さんの軽乗用車は前方部分が大破していた。同署は走行していた速度そのままに対向から来たごみ収集車と正面衝突したとみて、何らかの原因で塩野さんが一時的に意識を失っていた可能性も含めて詳しく調べている。詳しい死因を調べるため、塩野さんの司法解剖を近く行う予定。
現場は片側1車線の直線で制限速度は40キロだった。