ばか呼ばわり、にらみつけ、あいさつ無視…嵐山町、パワハラで課長を処分 精神的な苦痛、部下3人が休職
2019/01/22/00:00
嵐山町は21日、部下の職員3人に暴言や威圧的な行為、侮辱、無視などの行為を繰り返し行ったとして、50代の男性課長を停職3カ月の懲戒処分にした、と発表した。
町によると、男性課長は昨年6月ごろから12月中旬にかけて、部下の職員3人(20代2人、40代1人)に、再三にわたってばか呼ばわりしたり、にらみつけたり、帰庁報告やあいさつを無視したりするなどの行為を繰り返し行い、3人に精神的な苦痛を与えた。1人が12月上旬から、2人が同下旬から「3カ月の自宅療養を要する」と医師から診断され、休職となった。
職場は課長を含め職員4人と臨時職員1人の計5人。当面、ほかの職場の職員が対応するという。職員から複数回相談があり、そのたびに町は注意、指導してきたが、課長にハラスメントの認識がなかったという。
事務職トップの安藤実副町長が給料の10分の1を1カ月自主返納する。
岩沢勝町長は「職員の懲戒処分は誠に遺憾で、早急に再発防止策に取り組み、組織全体で職務に精通してまいります」とのコメントを出した。