県教育局は23日、19日に実施した県学芸員の採用試験の問題1問で、出題文の記述に誤りがあったと発表した。男女計31人が受験したが、この問題については全員を正解とする措置を取ったという。
同局総務課によると、ミスがあったのは美術史に関する試験。本来、「国宝の短刀である銘備州長船住景光について100字以内で説明しなさい」とすべき問題について、短刀の名称を「銘備前長船住景光」と誤って記載した。
問題は同局の学芸員が作成。試験後に採点を行った出題者とは別の学芸員が誤りに気付いた。問題作成に参考にした資料の内容について、確認が不十分だったという。