学校給食センター新設へ 久喜の旧東京理科大跡地に 市内34小中学校の給食調理「埼玉一のおいしさを」
2019/08/29/00:00
久喜市は27日、同市下清久の旧東京理科大学跡敷地内に新たな学校給食センターを新設すると発表した。市は9月議会に関連議案を提出する。
給食センターは鉄骨2階建て、敷地面積約1万1662平方メートル、延べ床面積5831平方メートル。2021年8月稼働予定で、総事業費は約50億円を見込んでいる。議会では建築工事費(約16億8190万円)などの議案を提出する。
当初1市3町合併により、給食センターを統合する計画が進んでいた。2018年4月の市長選で梅田修一現市長が再検討を主張。計画はいったん止まったが、従来の計画を維持する形に。稼働は当初の予定から1年遅れる。
新たな学校給食センターは市内34小中学校の児童、生徒、教職員ら1万2千食分を調理。新設に伴い、センター方式や自校方式で運営している現在の施設は廃止する。
梅田市長はセンター新設に向け、地産地消の推進やアレルギーへの対応などに触れ「埼玉一おいしい給食を目指したい」とコメントしている。